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冬になると体調を崩しやすいのはなぜ? ― 感染症が増える季節に知っておきたい「身体の変化」

本格的な冬の到来とともに、インフルエンザや風邪のニュースを耳にする機会が増えてきました。

 

「手洗い・うがい・マスクといった対策は徹底しているはずなのに、なぜか毎年この時期になると体調を崩してしまう」

「なんとなく身体が重く、疲れが抜けにくい」

もしあなたがそんな感覚をお持ちなら、それは単なる「気のせい」や「加齢」だけが原因ではないかもしれません。

もちろん、冬は低温・低湿度の環境によりウイルスが生存しやすくなる季節です

しかし、それと同時に見逃せないのが、私たち自身の身体が「外敵と戦いにくい状態」に変化してしまっているという事実です

 

今回は、冬特有の身体の変化を「生理学」の視点で紐解きながら、ご自宅やオフィスで無理なく実践できるコンディショニング習慣についてお伝えします。

 

なぜ、冬は身体の「防衛力」が下がりやすいのか

私たちの身体には、ウイルスや細菌から身を守るための免疫システムが備わっています。しかし、冬の環境や生活習慣の変化によって、その機能が十分に発揮できなくなることがあります。主な要因は以下の3つです。

 

1. 体温低下による「巡り」の停滞

「冷えは万病の元」と古くから言われますが、これには生理学的な理由があります。 私たちの免疫細胞は、血液に乗って全身をパトロールしています。しかし、冬の寒さで血管が収縮し血流が悪くなると、酸素や栄養、そして免疫細胞が必要な場所へスムーズに到達しにくくなります

血流は、酸素や栄養、免疫細胞を運ぶ重要な役割を担っています。
そのため冷えが続くと、
身体の防御機能が本来の働きをしにくくなる可能性があります。

様々な健康情報では、
「体温が下がると免疫機能が低下しやすい」と表現されることがありますが、
これはあくまで目安的・啓蒙的な表現であり、
個人差が大きい点は理解しておく必要があります。

 

2. 生活リズムの変化による自律神経の乱れと睡眠の質

12月から1月にかけては、仕事の繁忙期やイベントなどで生活リズムが崩れやすい時期です。 忙しさから交感神経(緊張状態)が優位な時間が続くと、身体の回復モードである副交感神経への切り替えがうまくいかなくなります。

その結果、睡眠の「質」が低下しがちです。

睡眠中は、ウイルス攻撃の要となるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)などが活性化する大切な時間であるため、睡眠不足や質の低下は、感染リスクを高める要因となり得ます

3. 「冬の姿勢」が招く呼吸の浅さ

デスクワーク中心の方に特に注意していただきたいのが、このポイントです。 寒さを感じると、人は無意識に肩をすくめ、背中を丸める姿勢(猫背)をとります。

この姿勢が続くと、胸郭(肋骨周り)の動きが制限され、呼吸が浅くなることが分かっています。 呼吸が浅くなると酸素が全身に行き渡りにくくなるだけでなく、筋肉の緊張によって体内の循環も滞りやすくなります。「姿勢の乱れ」は、見た目だけでなく、身体の内側の機能にも影響を与えているのです。

その結果、

  • ・酸素供給が不十分になりやすい

  • ・筋緊張が高まり、循環が滞りやすい

といったコンディション低下につながる可能性があります。

今日からできる「身体を整える」4つの習慣

コンディションを維持するために、特別な器具やハードなトレーニングは必要ありません。大切なのは、身体の土台である「体温・リズム・呼吸・栄養」を整えることです。

 

① 「3つの首」を温める

首、手首、足首の「3つの首」は、太い血管が皮膚の近くを通っている場所です。ここを温めることは、効率よく全身の血液を温め、巡らせるための有効な手段です。 外出時のマフラーはもちろん、デスクワーク中にレッグウォーマーを活用したり、休憩中にホットタオルで首の後ろを温めるのもおすすめです。

② 朝の日光浴でリズムをリセット

冬は日照時間が短く、気分が落ち込みやすい季節でもあります。 朝起きたらカーテンを開け、太陽の光を浴びましょう!

これには2つのメリットがあります

・ビタミンDの生成: 免疫調整機能に関わるビタミンDが皮膚で作られます。

  • ・セロトニンの分泌: 「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌され、体内時計と自律神経が整います。

 

③ デスクワークの合間に「胸を開く」深呼吸

寒さとパソコン作業で縮こまった胸を開放しましょう。

  1. 椅子の背もたれから背中を離し、背筋を伸ばします。

  2. 両手を広げて胸を大きく開き、鼻からゆっくり息を吸います。

  3. 口から細く長く息を吐ききります。

これをこまめに行うことで、固まった胸郭が動きやすくなり、呼吸の深さを取り戻すことができます。

これを行なうことで自律神経や循環を整える一助として有用と考えられます。

 

④ 材料となる栄養素(たんぱく質+ビタミンD)を補給

免疫細胞の主成分は「たんぱく質」です。

肉・魚・大豆製品・卵などを毎食、手のひら1枚分を目安に摂りましょう。

さらに、キノコ類や魚類に多く含まれるビタミンDは、免疫システムの調整役として働きます。

冬場は特に不足しがちな栄養素ですので、食事やサプリメントで意識的に補うことが重要です。

まとめ|冬の健康管理は「事前のメンテナンス」から

冬の不調を防ぐ鍵は、

体調を崩してから慌てるのではなく、「崩れにくい身体の土台」を日頃から作っておくことです。

  • ・身体を冷やさない工夫

  • ・呼吸が深まるアクションと姿勢づくり

  • ・質の高い睡眠と栄養摂取

これらは地味な積み重ねに見えますが、確実に身体のバリア機能を支えてくれます。

忙しい年末年始こそ、ご自身の身体の声に耳を傾け、しなやかに冬を乗り切るためのケアを取り入れてみてください!

 


 

「自分の場合は何から整えるべき?」と感じた方へ

 

 

「姿勢が悪いのは自覚しているけれど、正しい直し方がわからない」

「年々、風邪をひきやすくなっている気がする」

「自分に合った食事や運動のバランスを知りたい」

そう感じている方は、一度専門家の視点で身体の状態をチェックしてみませんか?

 

LifeWellでは、お一人おひとりの生活習慣や身体の癖に合わせた「身体の土台づくり」をサポートしています。

ただ筋肉をつけるだけでなく、自律神経や免疫機能も考慮したコンディショニングで、疲れにくい身体を一緒に作っていきましょう。

 

ご自身の身体の状態について気になることがあれば、まずは下記よりお気軽にご相談ください。

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